【さとり世代】世代ごとの特徴を知るならこの一冊【世代論の教科書】
開いてくださり本当にありがとうございます
何を考えているのかわからないといわれるさとり世代の頭の中を書いています
でらと言います(*´ω`)
世代ごとの特徴を知るならこの一冊【世代論の教科書】
今回紹介する本は世代論の教科書です
団塊世代からさとり世代までのすべての世代を時代背景、特徴、消費のツボの3つの点でわかりやすく説明してくれています
自分以外の世代の時代背景は意外と知らないことも多くて自分の親や祖父母はこんな考えで生きてきたんだなと勉強になりました
この記事ではさとり世代に注目します
この本で説明されているさとり世代の特徴を自身がさとり世代である私があっていると感じるかどうかを書いていきます
最後まで読んでいってもらえると嬉しいです(*^▽^*)
時代背景
少子化で競争が少ない、小さいころから不景気だった、中学生や高校生からケータイを持ち始めていた、ゆとり教育をうけた、第二次就職氷河期世代
本の中で紹介されていたさとり世代の時代背景の特徴は上の6つです
この中でも特に私が納得したのが少子化で競争が少ない点になります
子供は減っているのに大学は増えている現象が起きている今の日本では大学は学生に入学してもらおうと生徒の取り合いが激化しています
私の高校では大学に進学するときは受験勉強をせずに推薦やAO入試で大学に行く人がほとんどでした
頑張って受験勉強をしなくても普通の成績と奨学金などを使えばだれでも大学に行ける時代だなと当時も感じていたので競争が少ないというのは共感できるポイントでした
特徴
将来は不安で自殺が増えているのに満足度は高い、超安定志向、過剰な気遣い、情報過多による既視感、キャラ立ち願望、消費意欲が低い
さとり世代の特徴としてあげられたのは6つになります
この中で個人的にはそうなのかーと思ったのが超安定志向です
本の中で紹介されている調査では今の会社に一生勤めようと思っていると答えた割合が60%近くあってこれは私の考えていたさとり世代のイメージとは少し違ったものでした
私の周りの友人は今の会社はすぐに辞めてまた違う会社に行くパターンが多かったので、さとり世代は同じ会社にいるつもりがない人の方が多いと思っていたからです
もう一つ取り上げたいのが過剰な気遣いです
さとり世代は10代のころからSNSやスマホを持っているのが当たり前でした
そうなると少しでも悪目立ちをしたり、場を乱したりするとその行為がとてつもないスピードで自分の想像以上の範囲まで広がってしまいます
この状況が24時間365日ずっと続いているので自然と周りの空気を読んで壊さないようにする技術が身につきました
そしてここからが大事なところでこの空気を読む力はあくまで自分と同年代の相手のみに働き、会社などの上下関係がはっきりしている場所では発揮されないということです
私はこの部分を読んだ瞬間に首が取れるんじゃないかと思うほどうなずきました(・∀・)
部活の先輩などもさとり世代の年代なのできつい言い方や厳しい上下関係があまりないところの方がほとんどです
そこで過ごした後にきっちりとした縦社会の会社に入ると違う世代の体育会系の空気や理不尽な命令に対する耐性がないので、なじめずにやめてしまう新入社員は多いです
実際私もそのパターンでした
入社して1か月で会社で働くのが無理なほど鬱になってしまい縦社会が自分にいかに合わないのかを痛感させられました
恋愛、結婚
恋人がいないが過去最高、SNSによる恋愛離れ、同性重視
この部分はデータを使って現状を把握したことがなかったのでためになりました
さとり世代は恋人がいない男性は75%、女性は65%で過去最高を記録しています
この数値は正直自分の想像を超えていてこんなに恋人がいない人が多いのかと驚きました( ゚Д゚)
そしてこの理由を考察してそれがSNSではないかという説は思わず納得してしまう内容でした
先程学生の頃からスマホを持っているから空気を読む力がさとり世代は強いと話しました
そうなると自分が猛烈にアタックしたり振られたりまた相手を振った時にそれらの情報が毎回SNSを通じて自分の知らないうちに知られたくない人にまで知られてしまう可能性があるのです(;´∀`)
さらに恋愛初期には普通相手のことがまだわからずに自分の妄想で美化されます
相手が素敵な人かもしれないという想像が今まで恋愛の原動力になっていました
それが今ではSNSである程度相手の趣味や恋愛遍歴を知ることが出来てしまいます
そうなると相手との恋愛がある程度イメージできます
「だいたいこんな感じだろうから別に付き合わなくていいか」と恋愛の最初の一歩が踏み出しづらくなっているのです
この説明は読んでいていわれてみればそうかもしれないと思いました
自分でも理解できていなかったさとり世代の恋愛観を説明してくれていてこの部分だけでも読む価値があるなと感じました
消費のツボ
不景気だからの節約志向ではない、男女逆転を狙え、コミュニケーションツールになれ、未来を思い描かせるのではなくて過去を思い出させてやれ
さとり世代の消費のツボも紹介してくれています
一番共感したのは不景気だから節約志向ではないという点です
さとり世代はずっと失われた20年を生きてきました
ずっとデフレなので商品は安いのが当たり前です
しかし安い商品だから悪いのではなくてそこそこ良い商品が買えているのがさとり世代です
服はユニクロやGUで十分清潔なものが手に入りますし、食はマクドナルドや牛丼など数百円払えば美味しいものがいつでも食べられます
さとり世代は節約をしているから安いものを買っているのではないのです
生まれたときから安くても十分な品質のものに囲まれて生きてきました
わざわざ高いものを買うという選択肢が魅力的ではない世代なのです
この説明は私が待ち望んでいたさとり世代の説明で他の世代の方にぜひ理解してもらいたい部分だと感じました
まとめ
この本は少なくともさとり世代の部分はかなり共感できる部分が多かったです
他の世代の人が自分の世代の部分を見てどれくらい共感できるのか知りたいなと思いました
団塊世代からすべての世代を網羅しているので会社のそれぞれの世代の人に○○さんの世代ってこんな感じでしたか?と聞いてみるのも面白いかもしれません(*'ω'*)
自分の知らない世代の考え方を一気に知れる本はかなり珍しくてしかも読みやすいので最近読んだ本でもトップレベルでお勧めできる本になります
日本人は世代論が好きな人が多いのであなたも読み始めたら止まらなくなってしまうと思いますよ(*^^*)
ぜひ一度手に取ってみてください
ここまで読んでくださりありがとうございました
それではまた明日(@^^)/~~~