【生きてるだけでいい】自殺未遂で人生観が変わる経験をした
今日は死にきれなくて人生観が変わった話を書いていこうと思います
死ぬしかないと思った
新卒入社した会社で働いて1か月がたつ頃にふと自分はこの仕事をこれから40年も続けてどうするつもりなんだろうと我に返るときがありました
不動産の営業をしていて営業力はつくかもしれないけれど
自分の売っている商品が本当にお客さんのためになるとは言い切れないことを知って
この商品を笑顔で売り続ける仕事は続けられないと感じました
決定的だったのが名刺の渡し方などを行うマナー研修の時で
50人以上が同じ部屋につめこまれておままごとのようなことをされていることに
強い違和感を感じてそれ以来仕事に行くのがつらくなりました
自分の時間をここに使うべきではないと頭ではわかっていても
新卒入社した会社を1か月で辞めることはダメなことであるという思い込みと
今まで挫折をしてこなかった人生で親の期待にこたえ続けてきたのもあり
やめたい気持ちと周りをがっかりさせてしまってはいけないという気持ちの板挟みで
どんどん思考が絡まっていってしまいうつ状態になってしまいました
夜は眠れず朝起きると嗚咽が止まらなくて
会社につく頃には顔が真っ青な日々が続きました
そうなると仕事でもミスは連発し
それに対して自分で自分を責める負のループに入ってしまい
さらに自分を追い込んでいっていきます
1週間もたつ頃には会社勤めも出来ない自分なんて生きている価値はないと思うようになってきてどうやって死ぬかだけをひたすら考えていました
今振り返ると極端な思考に思えますが当時は他の選択肢を知らなかったので
このまま体を犠牲にして仕事を続けるか、それとも死ぬかの二択しか頭にはありませんでした
私の周りにいる自殺未遂を行ったことがある人も同じで自殺する直前になると
辛い状況を継続するかそれとも死ぬかの二択を迫られて自殺を選択するというパターンがほとんどです
周りに吐き出す
そのままきつい精神状態で働いていた時
同僚からお前最近おかしいけど大丈夫か?と聞かれました
自分の中では周りにはばれないように普通に過ごしていたつもりだったので
ばれたことにびっくりしたのと同時にそれまでため込んでいたものが一気に爆発しました
同僚にうつ状態かもしれないことを打ち明けそのままの流れで上司に報告し
その日は早退することになりました
話しているうちに感情が壊れて帰り道では日中にもかかわらず
スーツ姿の若者が泣きながら道を歩いているという奇妙な光景を作っていました
家に帰宅した時にはもう会社は辞めようと思っていて
会社をこんなすぐ辞めてしまう自分なんて価値がないから死のうと心に決めていました
ベルトをドアノブにかけて固定することで座りながら首つりが出来るので
それを実行しました
死ぬのは怖いと感じるよりもこんな自分が生きている方が耐えられないという感情の方が強かったので首にベルトをかけるまでは早かったです
体感時間で3分ぐらい経った時に視界が真っ赤になったと思ったら
体がベルトを全力で外していて
気づいたらそこには死にきれなかった哀れな僕が泣きながら床をたたきつけていました
結局死ぬ直前になってびびってしまったのでしょう
あの時自分の体がどう動いたのかはいまだに分からないですが
死にきれなかったことに絶望していたのは覚えています
仕事から帰ってきた母は本来まだ働いていて家にいるはずのない私を見て驚いた後
何があったかを聞いてくれました
その後は家族全員も含めてもう一度話して仕事は退職することになりました
生きているだけでいい
今あの時のことを振り返ると本当に死ななくてよかったと思います
今は25歳で定職につかず自由気ままに日銭を稼ぎながら暮らしていて
世間一般でいう普通の人生は送っていませんがそれでも生きていて楽しいです
ずっと優等生として生きてきて周りの期待に応えなければと生きてきた私が
自分のやりたいことを優先して生きていいと思えたきっかけは
間違いなくこの自殺未遂のおかげでした
さんまさんが人生生きているだけで丸儲けといっていて本当にその通りだと思います
私に死にたいと相談してきた友人も自殺未遂をして死に切れませんでしたが
今は本当に楽しそうに暮らしています
その友人とあの時死ななくてよかったと笑顔で会話できている
今の時間が本当にかけがえのないものに感じています
あの自殺未遂以降私はいかに頑張りすぎずに生きるかを考えながら暮らしています
そのためにお金、健康、人間関係に関する本を読み漁りました
このブログではそれらをもとに作ったまったり哲学を書いていきたいと思っているので今生きるのがしんどく感じている人は肩の力を抜きに遊びに来てくれればうれしいです
ここまで読んでくださりありがとうございました